制限速度と駐車禁止。

どうも、河嶋でございます。

スパイラルだけでなく、芝居を創る現場にはルールがありまして。
本を読みこむルール、演じる上でのルール、出演者としてのルール…。

もちろん出演者やスタッフさん、それぞれ個人のルールだけで創る現場もあるんでしょうが。

もしかすると、このルールの徹底が、演出と言っても過言ではないかも知れません。

まわた日記投稿画像

この標識、車やバイクを運転する方ならご存知かと思うのですが、説明しますと。

上の方は制限速度時速30キロ。時速30キロ以上出しちゃダメよってこと。
で、下の矢印はここからって意味。
矢印の向きが反対だとここまではって意味。
矢印が両方に向いてるとこの区間はって意味。

下の標識は駐車禁止。
停車はいいけど、駐車しちゃダメ。
上の方に白く7-1って書いてあるのは朝の7時から深夜の1時までという時間の区切り。
つまり深夜の1時から7時までは駐車しちゃっても良いってこと。

で、何が言いたいかっていうと。
この標識を見て「なんで時速40キロで走っちゃダメなんだよ」とか「駐車したって平気だろ、ちょっとの間なら」とか言っても仕方ないってことなわけ。

だってそれがルールだから。
もちろんそのルールが何故あるかには、当たり前に理由があるわけ。

そこで「俺のルールはここに駐車することだぜ」とか「100キロ出したかったんだもん」なんて言ってたら、国家権力のお世話になって、罰金取られて、下手したら交通裁判所に行くことになって、最悪の場合は他人の命を奪っちゃうかも知れないわけ。

戯曲という道路があって、演出家が制限速度や駐車制限を決め、横断歩道や歩道橋を作り、Uターンや追い越しを禁止し、スクールゾーンを作ったり、鹿が飛び出して来ますよって警告したり、それが芝居創りだと思う今日この頃なわけです。

◎かわしままさき◎