<終演>

まずはご来場頂きました、お客様ありがとうございました。
そして舞台美術様、照明様、音響様、劇場の関係者様本当にありがとうございました。

そして【トリックスター】という作品と〔宮市優菜〕という役に出会わせてくれた脚本家様、演出家様ありがとうございました。

本当に密度の濃い2週間ちょっとでした。
本当に短い期間だったのに、これだけ演者の皆さんを演者が演じた役達をこんなに好きになるなんて正直思いませんでした。

人を見ているのが癖(?)な私は稽古の間も休憩中も皆さんを見ていて、様々な事に想い悩む姿や葛藤、疲れた姿、楽しむ姿、それらはほんの一部かも知れないけれど確かに感じたのは1人1人の意地の強さです。

それは時に武器になり時には枷になるものです。
トリックスターの登場人物達には全員何かしらの意地がありました。
それぞれの意地と役達の意地があの個性豊かな人達を生み出したと私は思っています。

とても不器用で泥臭く、人によっては負けてしまうのでは、と感じてしまう瞬間もあったけど一生懸命踏ん張る姿を見て「あぁ、好きだな。」と。

(なので一時期ヤクザの皆さんに敵意の感情を抱けなくなり、大変でした 笑)

そんなみなさんと過ごせた、生きられた時間に感謝致します。
本当にありがとうございました!!

では最後は、秋葉さんの言葉をお借りして『また明日!!』

齋藤 萌樹